Excelの$(ドル)の意味と付け方
先に答え
$は「ここは、コピーしても動かさないで」という印です。付け方は、セルや範囲を選んだ状態で、F4キーを押すだけです。
- 確認した環境
- 【要記入:例 Excel 2019】
- 確認日
- 【要記入】
- 出典
- Microsoftサポート「数式をコピーして貼り付ける/セル参照の相対参照と絶対参照」(公開前にURLを記入)
なぜ必要なのか
Excelは、式を下にコピーすると、式の中のセルも一緒に、1行ずつ下にずらしてくれます。これは、普段は便利な機能です。
ただし、「いつも同じ場所を見てほしい」時は困ります。たとえばVLOOKUPの範囲(価格表)です。
$がないと、どうなる?
2行目に、こう書いたとします。
=VLOOKUP(A2,価格表!A2:C4,3,FALSE)
これを下にコピーすると、こうなります。
| 行 | コピー後の範囲 | どうなる |
|---|---|---|
| 2行目 | A2:C4 | 正しい |
| 3行目 | A3:C5 | 1行ずれて、A001を見逃す |
| 4行目 | A4:C6 | 2行ずれて、#N/Aになる |
範囲が、勝手に下へずれてしまうのです。
$を付けると、固定される
範囲を $A$2:$C$4 にすると、どこにコピーしても、同じ場所を見続けます。
=VLOOKUP(A2,価格表!$A$2:$C$4,3,FALSE)
ここで、A2(探したいもの)には、$を付けません。これは、下にコピーしたら、A3、A4とずれてほしいからです。
| 部分 | $ | 理由 |
|---|---|---|
| 探したいもの(A2) | 付けない | 行ごとに、ずれてほしい |
| 表の範囲(A2:C4) | 付ける | いつも同じ表を見てほしい |
付け方:F4キーを押す
- 式を入力している途中で、範囲を選んだ状態にします(ドラッグした直後でOK)。
F4キーを1回押します。$A$2:$C$4のように、$が付きます。
すでに入力した式に付ける時は、式の中の範囲をクリックして(カーソルを置いて)から、F4 を押します。
F4で付かない時は、Fn+F4 を試してください。Macは ⌘+T です。
F4を押すたびに、4つの形に切り替わる
| 押した回数 | 形 | 意味 |
|---|---|---|
| 0回 | A2 | 固定しない |
| 1回 | $A$2 | 列も行も固定する(一番よく使う) |
| 2回 | A$2 | 行だけ固定する |
| 3回 | $A2 | 列だけ固定する |
| 4回 | A2 | 元に戻る |
最初は、1回押して、$が2つ付く形だけ覚えれば十分です。
よく使う場面
- VLOOKUPの範囲(VLOOKUPの使い方)
- SUMIFなどの、表全体の範囲(SUMIFの使い方)
- 税率や単価など、1つのセルを、全部の行で使い回す時
迷ったら、これだけ!
「表の範囲を書いたら、F4を1回」と覚えてください。
- コピーしてもずれてほしくないセルや範囲に、$を付けた
- 行ごとにずれてほしい「探したいもの」には、付けていない
- 式を下にコピーして、全部の行で結果が出ている
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